いつの時代も、旅は楽しく心弾むもの。しかし一方で、江戸時代では危険や困難がつきものでした。すべてを人力で越えねばならず、急な天候の変化はもちろん、険しい山道や橋のない大河は、最も緊張が高まるポイントでした。本展では、歌川広重が描いた各種の東海道シリーズの中から、東海道随一の難所と名高い箱根の山々や大井川、旅人の往来を厳しく取り締まった関所、さらには旅人を悩ませた悪天候など、旅路の難所を描いた作品を通して、人々がどのような覚悟で旅を続けたかに迫ります。難所を無事に越えた先には、どんな景色が広がっていたのでしょうか。
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